コロナ後遺症には鍼治療が有効!

新型コロナウイルス感染後に治った後も体調不良が続くコロナ後遺症。

ニュースでも特集されるほど社会問題化されています。
明確な治療法がまだ確立されておらず後遺症外来においてもなかなか改善されない患者さんが多い実情です。

その原因は様々ですが、その一つに「免疫力とウイルスの共存が原因」という考え方があります。

この記事ではコロナ後遺症とは?原因考察、治療方針などをまとめています。

コロナ後遺症、ワクチン後遺症で悩まれている方の参考になれば幸いです。

もくじ

コロナ後遺症と鍼

鍼灸治療は免疫を正常化、生理学的反射にアプローチすることで効果を発揮する点から「コロナ後遺症に鍼治療が有効ではないか」と世界中で検討されています。

日本においてもNHKで放送された東洋医学ホントのチカラで、コロナ後遺症への漢方や鍼灸の特集が組まれました。
日本統合医療学会誌でも中国のコロナ後遺症への介入が紹介され、アメリカテネシー州(WTVF NewsChannel 5 Network)でもニュースになっています。

福岡美容鍼灸サロンCannaでも顔面部治療の専門家として以前よりコロナ後遺症、ワクチン後遺症の症状に対する治療を行っております。
全員ではありませんが改善が見られる患者さんがおられます。

コロナ後遺症とは?その症状は?

「新型コロナウイルスに罹患した人にみられ、少なくとも2回月以上持続し、また、他の疾患による症状として説明がつかないもの」とWHO(世界保健機関)がコロナ後遺症(post COVID-19 condition)を定義しています。

2022年5月26日に開示された第88回 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議資料にて、その統計も出されており、年齢や性差、既往歴の有無、重症度、変異株に関わらずコロナウイルスに罹患した全ての方に起こりうる可能性があると考えられています。

その症状は非常に多岐にわたりますが代表的なものは咳、倦怠感、味覚障害、嗅覚障害、脱毛が多く見られています。
それ以外にも長期間続く発熱や微熱、呼吸困難、胸痛、しびれ、抑うつ、全身の痛み、関節痛、頭痛、めまい、食欲不振、下痢なども報告されています。

コロナ後遺症の原因

コロナ後遺症の原因はまだ明確に解明されているわけではありませんが「感染後にウイルスが体内に残り続ける持続感染が起き、後遺症の原因なっている可能性がある」という研究を岡山大学と豊橋技術科学大学が発表しています。

これはどういうことかというと「体内のウイルスは完全にゼロにならず微量に残り続け、それが症状を出し続けている可能性がある」ということです。

出典引用:国立大学法人豊橋技術科学大学press release(2022年7月12日)

上記のグラフをみてもわかる通りコロナウイルスは急性感染症なので、基本的にはウイルスは体内から排除されゼロになるのが通常です。
これはインフルエンザや風邪(アデノウイルスやアデノウイルス等)も同様です。
しかし、新型コロナウイルスでは一旦減少の後にまた増加するという変化が見られる場合があります。

これが短期間であれば良いのですが長期間に及んでしまうと「ウイルスと免疫が共存」するように順応してしまい、いつまでも症状が続いてしまう可能性がある、ということを示唆しています。

なぜ新型コロナウイルスだけがこのような状態になるかはその特性に理由があります。

インフルエンザなどと異なり新型コロナウイルスは上気道から入って下気道に入ります。
その後血管を通じて全身あらゆる場所に回っていきます。

この点が一般的な呼吸器系のウイルス感染と異なり、全身に広く分布してしまうため免疫が排除しようとしてもそれが間に合わない状態になるのです。

なかなかウイルスを退治しきらない状態

常に全身のどこかで小さい炎症が起こっている状態

何かしらの症状が現れ続ける➤コロナ後遺症

という構図が出来上がってしまうのではないかと考えられています。

コロナ後遺症への対処法や予防

冒頭でも記載したとおり、コロナ後遺症への明確な対策、予防策は未だに確立されていません。

ですが、上記の構図を考えるとやはり「免疫力の向上」というのがひとつのキーワードになってきます。

コロナウイルスを免疫細胞が排除しきれないのであれば、一時的に免疫力を上げることでウイルスを駆逐することができる可能性もあります。

また、後遺症の症状すべてが感染している状態ではなく、「新型コロナウイルスの感染がきっかけに炎症が起こっている」ものも存在するのではないかともCannaでは考えています。

そのため普段から運動や休息、バランスの取れた食事で常に健康を意識して免疫力が高い状態をキープすることが重要になります。
これは後遺症が現れてしまったあとも十分有効と考えられますし、薬と並行して生活習慣を見直してみるのは後遺症克服に期待も持てるでしょう。

コロナ後遺症に鍼が期待される理由

冒頭で「鍼治療が世界的にもコロナ後遺症に期待されている」ということに触れました。これは鍼治療が「血流改善」「免疫力向上」「自律神経正常化」という効果に期待が持たれているためです。

鍼というと肩こりや腰痛といった整形外科領域のイメージが強いですが、喘息や花粉症、便秘、不眠といった内科領域の不定愁訴も得意としています。

コロナ後遺症自体への改善効果も期待できますが、何よりも鍼の持つ「免疫力向上」。

これは薬でもなかなかアプローチしにくい面にも効果が期待できます。

特にCannaでは元々便秘の治療と皮膚、顔面部の治療を専門としてきましたので、鍼を受け始めて便秘が解消された、風邪をひきにくくなったという声は非常に多く頂戴しております。

Cannaでのコロナ後遺症への鍼灸治療「活性鍼」

活性鍼を用いた3つの面からアプローチを加えていきます。まずはコロナ後遺症自体への治療。これは患者さんにより異なりますが、現在悩まれている不定愁訴、味覚障害や嗅覚障害にもアプローチを加えます。

これは東洋医学で言う標治法と呼ばれ、症状の緩和が目的になります。

併行して本治法と呼ばれる根本的な治療も合わせて行います。
コロナ後遺症患者さんは共通して呼吸機能の低下を訴えられることが多く、その影響で呼吸が浅くなり、全身への酸素が行き渡りにくい状態が多く見られます。

呼吸器と自律神経、全身の血流、免疫を整える鍼治療を行うことでその場だけでなく根本的な改善を目指します。

更にご自宅でも一般医療機器認証を取得しているホームケアパッチをお渡しいたします。

これは光線療法とバイオレゾナンス療法を組み合わせた器具で誰でも簡単に使用することが可能です。
鍼の効果を高めて施術以外の面からも改善を試みます。

主に用いる経穴(ツボ):太淵 経渠 尺沢 太谿 復溜 陰谷 頭皮鍼 膻中 三士 腸門 他

まずはお気軽にご相談ください

コロナ後遺症の症状は非常に多岐にわたります。
そのため同じ治療法は存在せず患者さん一人ひとりの治療方法も異なります。
オンラインでの相談、LINEを用いた問い合わせにも対応しておりますのでまずはお気軽にご相談ください。

まだまだ明確な原因や治療法が確立されていないコロナ後遺症が少しでも改善して健やかな毎日が送れるように鍼灸師、スタッフ一同サポートさせていただきます。

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